共同通信の16日の報道によると、安倍晋三首相は15日放送のテレビ番組で、 アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加について「疑問点が解消されれば前向きに考える」と表明した。
中国国際問題研究院国際戦略研究所の蘇暁暉氏は「日本は最近確かに、AIIBの発展動向に注目している。日本はAIIBがすでに非常に重要な成績を手にしていると考えている。AIIBは2回拡充されており、すでに77カ国・地域が加盟しており、日本が参加するアジア開発銀行(ADB)の規模を上回っている。そのため日本はAIIBの拡大の勢いを止められないと感じている。AIIBは世界銀行とも良好な協力を展開しており、これらの流れは日本から注目されている」と指摘した。
加盟国の拡大の他に、AIIBは驚異的な行動力を示している。AIIBはこの1年間で9件のプロジェクトを批准しており、融資額は17億ドルに達している。日本はAIIBの未来を目にしている。日本国内では現在、AIIBへの態度に変化が生じているようで、加入の意向が強まっている。しかし日本はなおも検討の段階に留まっている。これは加盟が遅れれば不利益になると懸念しているが、国内には別の声も存在しているからだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月18日