日本にはびこる違法ガイド 中国人ツアーのガイドは多くが無資格

日本にはびこる違法ガイド 中国人ツアーのガイドは多くが無資格。 「違法ガイド」はどのように客を騙すのだろうか? 彼らはどこからやって来て、どのようにはびこり、いかに取り締まりをかいくぐり、内部はどのように編成しているのだろうか?。まずは隣国日本の状況を見てみよう…

タグ: 違法 ガイド ツアー 研修 通訳

発信時間: 2017-05-23 10:24:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「違法ガイド」はどのように客を騙すのだろうか? 彼らはどこからやって来て、どのようにはびこり、いかに取り締まりをかいくぐり、内部はどのように編成しているのだろうか? 端午節(端午の節句、今年は5月30日)の休暇をひかえ、新華社記者が、中国人観光客の多い5カ国を対象に、こうした現象についての調査を行った。まずは隣国日本の状況を見てみよう。

認定ガイドのうち中国語ガイドはわずか12%

訪日中国人観光客が急増する一方、日本の中国語ガイドの数はそれにまったく追いついていない。日本の首都圏以外の地区では、資格認定を通った中国語ガイドはまったく足りていない。

日本の外国語ガイド「通訳案内士」は、弁護士や医師と同様、国家試験を受ける必要がある。2016年までに日本全国でこの資格を持つガイドは約2万人にすぎず、このうち英語ガイドが67.8%を占め、需要の高まっている中国語ガイドは12%にすぎない。九州地方の7県では、資格を得た中国語ガイドは100人余りにとどまる。

日本政府は、制限を緩和し、資格認定を受けていない人がガイドサービスを提供することを許し、ガイドの不足を埋めることを計画している。だが一部の業界関係者は、この措置で「不良ガイド」が増加し、観光客の体験に影響を与えることになることを心配している。東京銀座の商業エリアで中国の観光ツアーを率いていたガイド9人に記者が取材したところ、資格を持っていたのは一人だけで、ほかの人はすべて「無資格ガイド」であり、資格が必要なのを知らない人もいた。

日本のある機構の推計によると、日本で中国人観光客を迎えるガイドは数千人いるが、その大部分は無資格のガイドだという。

違法ガイドは短期の研修後すぐに業務

日本の観光業に詳しい匿名の関係者によると、日本でツアーの注文を受けた現地の旅行会社は通常、業内では「大哥」(アニキ)と呼ばれるガイドの頭目と連絡を取り、2万円から3万円の価格でツアーを委託し、このアニキが弟分にこれを回す。

この弟分の多くは中国香港・台湾地区の出身者だが、大陸部の出身者もいる。彼らのほとんどは正規の外国語ガイド(通訳案内士)資格は持たず、付き添い員としての短期の研修を受けただけで、すぐに仕事を始める。

ある違法ガイドによると、日本では3カ月働くだけで、300万円の収入が得られるという。

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