東芝のメモリー事業、売却先は来月発表へ

東芝のメモリー事業、売却先は来月発表へ。

タグ: 東芝 メモリー

発信時間: 2017-06-09 13:17:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

東芝のメモリー事業売却先の謎が、ついに明らかになった。8日の情報によると東芝の選択範囲はすでに、ブロードコムとシルバー・ レイク・マネジメント、ウエスタンデジタル(WD)と日本政府系ファンドが主体となる「日米連合」の2つに絞られている。東芝は15日に取締役会を開き、売却先を決定する。

東芝のメモリー事業は世界各メーカーから注目を集めていた。上述した以外にも、米投資ファンドのベイン・キャピタル、韓国のSKハイニックス、鴻海精密及び日本子会社のシャープが含まれていた。

現在最も有力視されているのはブロードコムとシルバー・ レイク・マネジメントで、2兆2000億円規模の買収案は魅力的だ。WD側の買収額は2兆円未満。WDは世界3位のNANDフラッシュメモリーメーカーのため、買収により独占禁止法違反の調査を受ける可能性がある。

しかしこの取引には問題もある。東芝とWDの溝が深まっているからだ。WDと東芝は四日市の半導体工場を合弁経営している。WDは今年4月東芝の取締役会に、同社のスティーブ・ ミリガンCEOが署名した抗議・意見書を提出した。半導体事業の第3者への売却は、双方の合弁契約に著しく違反しており、WDの同意がなければ認められなことだと厳重に抗議した。また東芝に対して入札手続きを直ちに停止し、東芝との間に独占交渉権を持つことを求めた。

双方の対立は現在も続いている。WDは、東芝のメモリー事業は自社の合意なくして売却できないとしており、かつ排他的な交渉権を求めている。東芝はEメールでWDに、事業売却への挑発を止めるよう再度求めた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月9日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。