韓国の文在寅大統領が就任してから1カ月に渡り、韓日の高官はあいさつ回りをするように交流し、電話会談を行い、特使を派遣し、親書を渡している。しかしながら文大統領の慰安婦問題に関する態度には、変化が生じていない。文大統領は先ほど、韓日の慰安婦をめぐる合意は多くの韓国人から賛成を得ておらず、韓国人は受け入れられないと再度表明した。
頻繁な交流、その意味とは?
山東大学韓国学院院長の牛林傑教授は「文大統領は就任後、複数の大国との関係を非常に重視しており、かつ中国、米国、日本、ロシアなどに特使を派遣し、外交活動を展開している。文大統領は韓日関係の改善を願っており、日本側の意向とも合致している。そのためこの1カ月に渡り、韓日の高官の交流が非常に頻繁に行われている。韓国と日本は友好的で積極的な姿勢を示している」と述べた。
牛氏は「韓日関係に変化が生じる可能性がある。双方の高官交流、経済協力、観光協力などの面で発展が期待できる。しかも文大統領と安倍晋三首相は、7月7-8日にハンブルクで行われるG20サミットで首脳会談を実現したいと表明している。韓国と日本は二国間関係を強化すると同時に、多国間枠組み内での協力を強化する可能性もある」と分析した。