2017年版『日本青書』が発表、調整を迎える中日関係を分析

2017年版『日本青書』が発表、調整を迎える中日関係を分析。

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発信時間: 2017-06-22 09:54:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

しかしながら中日関係のこの「冷たい平和」の新型常態枠組みは極めて不安定で、複雑で変化が激しく、コストも高くつく。中国周辺環境の安定、中華民族の偉大なる復興という主な国家戦略目標の順調な実現を保証するため、互恵・ウィンウィンの、健全で安定的な新型中日関係の構築が必要不可欠だ。中国の対日戦略目標はこの方向を見据えるべきだ。核心的利益を損なわれないという前提条件を設けた上で、極力「日本の要素」を利用し、積極的なエネルギーを発揮することで、これを中国台頭の道で影のようにつきまとう巨額の負債にしないことが必要だ。

中日の複雑な慣らし運転・過渡期はまだ終了には程遠く、両国は適切な交流の道を見いだしていない。両国関係の今後の流れについても楽観視できない。当面の急務はまずブレーキを掛け、安定を維持することだ。これには東中国海の管理、南中国海の緩和が含まれるが、同時に好転を実現するための手段を模索する。中日は戦略的互恵関係を引き続き推進し、「政治的相互信頼」と「安全保障」という2つの不足を補うと同時に、互恵協力を大幅に強化し、中日を確かな利益共同体・責任共同体にすることができる。両国が2017年の中日国交正常化45周年、その後の中日平和友好条約締結40周年という好機を通じ、中日関係の改善を続ける条件を極力創出し、これを正常かつ健全な発展の軌道に戻すことが理想的な状況だ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月22日

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