ハローキティと言えば女性ならば知らない人はいないだろう。しかしコレクション数で世界記録を持つのが、日本のおじいさんであることを知っている人はいるだろうか。元警察官で千葉県四街道市在住の郡司政男さん(67)は、5169個のコレクション数でギネス世界記録を樹立した。
日本の千葉日報によると、郡司さんは約30年前、人生初のキティの記念品を購入した。当時はかわいらしく、仕事のストレスを解消できると思った。しかし郡司さんはすぐにキティのファンになり、関連グッズの購入を開始した。真のコレクターになったのは、退職後だ。時間に余裕があるので、購入できるすべての記念品を探し、購入した。さらにはサンリオピューロランドなどでグッズを買いあさった。
コレクションが増えると、家には置くスペースがなくなった。そこで郡司さんはピンク色の「キティハウス」を建て、1000個以上の関連グッズで装飾した。壁紙も天井もキティのイラストと模様が施されている。2013年に竣工すると現地の名物になり、隣人がリラックスしようと頻繁に訪れるようになった。興味深いことに、郡司さんの妻はキティの愛好家ではないが、夫を手伝い新商品を集め、キティハウスの装飾を行っている。
昨年11月の厳正なる審査をへて、郡司さんがキティのコレクション数でギネス記録を樹立した。本人は1万個以上としているが、制限時間の8時間で審査できるよう5250個を選んで市内の集会場に搬入した。「赤いリボン以外は認めない」など審査は厳しく、81個が失格となったが、5169個でこれまでの4519個の記録を更新した。郡司さんは「ギネス記録認定後、世界各地のファンが自宅まで時どき訪問に来るようになった」と話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月27日