中国青少年研究センターは先ごろ、「中米日韓四カ国高校生の学習意識と状況の比較研究報告」を発表した。3カ国と比較することで、中国の高校生の様々な特徴が見えてきた。
同調査は2009年と2016年の2回実施されている。調査対象は中国、アメリカ、日本、韓国の普通の高校生で、2009年の調査サンプル数は中国が1868人、アメリカが1020人、日本が1314人、韓国が3379人だった。2016年の調査サンプル数は中国が2499人、アメリカが1540人、日本が2015人、韓国が1800人だった。 同調査で明らかになった興味深い現象として、中国の高校生が最も先生を尊敬し、最も恋愛を重視しないことが挙げられる。また学級委員長になりたい人は4割しかおらず、リーダシップ意識の欠如がうかがわれる。
中国の高校生の96.7%が「教師への尊敬」が重要だと考えており、4カ国でトップだった。アメリカ(95.0%)と大差はないものの、韓国(86.8%)と日本(65.9%)より明らかに多い。
また面白いことに、中国の高校生の18.5%が「学校生活での恋愛」が重要だと考えている。これは他の3カ国よりはるかに低い。アメリカは27.5%、韓国は45.8%、日本は過半数となる55.5%だった。
4カ国の比較で分かったのは、中国の高校生は理科好きが最も多かったことである(49.5%)。次いで韓国が42.3%、日本が37.1%、アメリカが36.7%だった。文系科目が好きなのは韓国の高校生で最も多く47.1%、日本が42.8%、アメリカが40.5%、中国が31.9%だった。
宿題は2時間以内とする高校生は日本が最も多く、89.2%だった。次が韓国で86.9%、アメリカが59.8%、中国が44.7%だった。つまり日韓の高校生は宿題のプレッシャーが比較的少ない。
中国の高校生は、毎日の宿題が2時間以上とする割合が過半数となっており、4カ国で最も多かった。うち、毎日2~3時間の宿題は約3割(27.0%)、3~4時間の宿題は2割近く(16.3%)、4時間以上も1割以上(12.1%)いた。
勉強にストレスを感じる中国の高校生は、4カ国で最も多かった。「とてもストレスである」、「ややストレスである」の合計で81.3%となった。次に多かったのがアメリカで75.9%、日本が68.6%、韓国が65.2%だった。
中国の高校生が考えるストレスの理由は、多い順に「父母の期待」、「自身の期待」、「クラスメートとの競争」だった。アメリカの高校生は、「父母の期待」、「先生の要求」、「自身の期待」の順だった。日本の高校生は「自身の期待」、「学習内容が難しすぎる」、「父母の期待」の順だった。韓国の高校生は「就職状況」、「父母の期待」、「自身の期待」の順だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月2日
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