日産、中国で9万元前後の低価格電気自動車の販売を計画

日産、中国で9万元前後の低価格電気自動車の販売を計画。

タグ: 日産 中国 電気自動車

発信時間: 2017-07-10 10:27:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

『日本経済新聞』の7月5日の報道によると、日産自動車の西川廣人社長は3日、同紙の取材に応じ、2018年までに中国で低価格の電気自動車(EV)を発売すると明かした。日産は資本提携するフランスのルノー、三菱自動車とシャーシーを共有し、新型車の価格を電気自動車「リーフ」の半分の150万円(約9万300元)前後に抑える計画。また西川社長は、生産をコスト競争力がある中国企業に委託する方針を明かした。

日産は中国で小型電気自動車「Aクラス」を販売する計画。北京や上海などの大都市において、同クラスの車は市内の短距離移動に便利である。西川社長は「できるだけ早く販売したい」と述べており、発売は早くて2018年度になるとみられる。日本企業が中国での低価格電気自動車の販売を表明したのはこれが初めて。

通常、シャーシーの開発には数百億元かかるため、ルノー、三菱と共有することで開発費を抑えるというのが日産の考えである。生産においては中国の合弁パートナーである東風汽車集団傘下の小型車生産の経験がある企業に委託する。ルノーも日産とシャーシーを共有し、2019年までに中国で小型SUV「KWID」の電気自動車を発売することを計画している。

そのほか、日産は年内に改良予定の「リーフ」を中国で発売する。同モデルは一度の充電で市外まで行ける高級純電気自動車で、ガソリン車ユーザーの買い替え需要を狙っている。また西川社長は低価格の電気自動車について、「都市部消費者のニーズに合った機能を搭載する」とし、2台目需要など幅広い客層を獲得したい考えを示した。

補助金政策などに後押しされ、中国の電気自動車市場は世界最大規模に成長し、近年はBYDをはじめとする中国企業が低価格を武器に台頭している。中国政府は早くて2019年に自動車メーカーを対象に一定量の電気自動車を生産するという環境保護措置を打ち出す見通しで、電気自動車市場はさらに拡大するとみられる。

日本メーカーの中国電気自動車市場への進出はやや遅く、日産が中国自主ブランド「ヴェヌーシア」として「リーフ」改良版を発売しただけである。形勢を転換するため、本田は2017年4月、中国で2018年に電気自動車を発売すると発表し、トヨタも中国での電気自動車の生産を検討している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月10日

 

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