日本の安倍晋三首相は7日午後、インドのモディ首相とドイツ北部ハンブルクで会談し、米国を交えた3カ国の防衛協力を進める方針で一致した。安倍首相が新幹線技術のさらなる売り込みを目的に、9月後半で調整するインド訪問を見据え、経済分野での関係強化も申し合わせた。共同通信が伝えた。
海上自衛隊と米印両海軍によるインド洋での共同演習が今月中に予定されている。安倍首相は3カ国の安全保障面での連携を深めたい考えだ。
安倍首相は会談で「日印新時代を大きく飛躍させ、インド太平洋地域の繁栄を主導していきたい」と表明。モディ首相は「日印両国は法の支配の秩序づくりで大きな役割を果たす」と応じた。
新幹線の導入を決定したインド西部の商業都市ムンバイとアーメダバードを結ぶ高速鉄道プロジェクトについて、双方は計画を着実に推進することで合意した。
インドへの原発輸出を認める「日印原子力協定」が日本の国会で可決したことを受け、双方は原子力分野の協力を着実に発展させることを確認した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月10日