中国で茶の売買を手掛ける劉氏は「北海道の水源は理想的と聞いており、北海道の茶や酒類への投資を考えてきた。しかし事業提携できる現地企業がなかなか見つからない」と話した。
北海道の小林酒造は、記者に深い印象を残した。この1878年創業の酒造メーカーは上場しておらず、15人の従業員のみで年商2億円という「売上の神話」を創り出している。中国の経営者はすでに酒造業界に目を向けているはずだが、小林酒造のようなファミリー企業に投資しようとしても、それは夢物語だ。北海道側が適切な現地企業を探し、中国企業との間で橋渡し役になることができれば、中国から投資を誘致しやすくなるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年7月10日