日本が「低欲望社会」に 東京で現状を取材

日本が「低欲望社会」に 東京で現状を取材。 日本の著名な経営コンサルタント大前研一氏の著作「低欲望社会」が最近大きな話題を呼んでいる。タイトルの横に「大志なき時代」と書かれた同書で、大前氏は、「日本の若者は欲望、夢、やる気がなく、日本は『低欲望社会』に陥った」と嘆いている…

タグ: 嫌婚 借家派 住宅 マイホーム

発信時間: 2017-07-14 16:47:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

結婚による束縛を受けたくない

日本人は、「低欲望社会」をどのように見ているのだろう。筆者は東京の街で取材し、人々の経験などを聞いた。

調査によると、結婚して子供を産むことを望まない日本人の多くは、気楽で自由な独身生活を楽しみ、結婚によって束縛を受けることを望まないことが分かった。

ある研究者は、「伝統的な日本の家庭では、結婚、出産、子供の世話、両親の世話は『一括り』になっている。既婚者、特に女性にとって、結婚という箱、ふろしきの中にはいろんなものが入っていることになる」と分析している。

その他、日本の経済が長年低迷しているため、いい仕事を見つけるのも難しくなっており、男性も一昔前と比べると、結婚後自立して家族を養うという重責を担うのが、難しくなっている。そうなると、「主婦」という立場の魅力は下がり、経済的に自立、または余裕のある女性は仕事をやめて結婚しようとは思わなくなる。

一人は気楽すぎる

40代のサラリーマン・近藤さんは取材に対して、「縁がずっとなく、まだ結婚できていない」と話した。

そして、「仕事が忙しいというのはたぶん言い訳で、一人がとても気楽。でも、できることならやっぱり結婚したい」と語った。

別の人は取材に対して、「日本の男性にとって、結婚するということは、毎月の給料を全部妻に渡さなければならなということ。一生懸命仕事をしても、お小遣いは1ヶ月に3万円ぐらいしかもらえない」と話した。

日本人は結婚と同時に新しい銀行口座を作り、夫の給料はそこに振り込まれて、妻がそれを管理し、夫にお小遣いを渡す。

筆者は、それに不満を感じている既婚男性の声を日本で何度も聞いたことがある。日本の多くの独身男性が結婚したくない理由もそこにあり、そのような男性は気楽で自由な生活を好む。

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