人民日報海外版(電子版)によると、米トランプ政権は24日、米軍の南中国海における「航行の自由作戦」年間計画を批准した。これにより米海軍はより自由に同作戦を展開できるようになり、航行の要請は「よりスムーズに批准」されるようになる。米海軍の
ミサイル駆逐艦「デューイ」は今年5月24日、美済礁から12カイリ内の海域に入り、「航行の自由作戦」を遂行した。米海軍が南中国海に入るのは昨年10月ぶりで、重要な政策方針が示されている。
中国外交部はこれについて、強い不満と断固反対を表している。陸慷報道官は5月25日の外交部定例記者会見で「中国は南沙諸島及び付近の海域に異論の余地なき主権を有している。中国側は各国が国際法に基づき南中国海で航行・飛行する自由を尊重し、これを守っているが、いかなる国であっても、航行と飛行の自由を名義に中国の主権と安全の利益を損ねることに断固反対する」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月28日