中日の軍備競争が激化するなか、日本は来年度より開発中の新型空対艦ミサイルを、航空自衛隊のF-2戦闘機に導入する方針を固めた。香港・経済日報(電子版)が2日、伝えた。
米日メディアは、中国の空母の脅威となる同ミサイルの開発と導入は、急発展する中国海軍艦隊のけん制を目的としていると報じた。
読売新聞の情報によると、日本の軍機に現在導入されている80式空対艦誘導弾と93式空対艦誘導弾の飛行速度は音速に近い。配備予定の新型ミサイル「XASM-3」は93式の3倍で、マッハ3に達する。射程距離も既存のミサイルから大幅に拡大され、150キロほどに達する。海外の同類ミサイルに匹敵する性能だ。
防衛省は、退役艦艇を標的艦とし、積極的に試験を行っていると表明した。性能確認後、来年より日本西部のF-2戦闘機部隊への配備を開始するという。
XASM-3の配備後、日本は米露中に続き、世界で4番目に超音速対艦ミサイルの開発能力をつけた国になる。アナリストは日本のXASM-3の生産と応用の目的は、中国の空母建造計画、解放軍の日増しに拡大するシーパワーへの対応だと分析した。
米ナショナル・インタレスト(電子版)も「自衛隊がXASM-3対艦ミサイルを導入することで、中国に大きな不安を与える。中国海軍が北太平洋に向かうためには、その射程距離内を航行しなければならないからだ」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月5日