イギリスの教育雑誌『タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)』は5日、世界大学ランキング2017を発表した。日本の大学トップの東京大学は昨年の39位から過去最低の46位に後退した。
同誌は、東京大学の順位低下は資金不足と、中国などの地域の大学の順位が急上昇したことが主な原因だと分析。フェル・バディ編集長は東京大学の順位が近年低下していることについて、「資金の調達手段を多様化させる必要がある」との見解を示した。世界の大学トップ1000に日本から71校がランクインしたが、トップ200入りしたのは東大と74位の京都大学だけだった(昨年91位)。トップ400には大阪大学、東北大学、東京工業大学、名古屋大学、九州大学がランクインした。
報道によると、トップ10にはイギリス、米国、スイスの大学がランクイン。イギリスのオックスフォード大学が1位を維持し、イギリスのケンブリッジ大学が2位(昨年4位)、カリフォルニア工科大学(昨年2位)とスタンフォード大学(昨年3位)が3位で並んだ。22位のシンガポール国立大学はアジアトップとなった。
同ランキングは論文の引用頻度、教員数、大学の収入など13項目をもとに作成された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月8日