日本メディアが「接客や家庭用ロボットで中国企業が攻勢を強めている」と報じた。ベルリンで開催中の家電見本市「IFA2017」でも中国企業が注目を集めているという。中国政府は「中国製造2025」を掲げ、ロボット産業の成長に注力する。日本企業の「お家芸」とされるロボット分野で、中国企業との競争が一段と激しくなるとしている。
日本経済新聞(オンライン版9月5日)によると、接客や家庭用ロボットは「サービスロボット」と呼ばれる。IFAでこのサービスロボットを出展した企業の約9割が中国企業で、日本企業はあまり見当たらない。
深センに本部を置く旗瀚科技は今回初めて家庭用ロボットの「三宝Nano」を公開した。身長70センチの人型ロボットで10月に2800ドルで発売される。
主人が声で命令すると歌を歌ったり、ビザを注文したり、テレビを操作したりする。またNano部屋の中の様子をビデオで撮影。それがスマホに送られ、主人が遠隔操作をすることができる。
ここ数年中国では人件費が高騰し、企業収益の大きな負担になっている。Amy Roboticsの関係者は「AIを活用すれば人件費を削減できる」と話す。同社は今後欧米や中東向けに力を入れる。