米サンフランシスコで先ほど、慰安婦像の除幕式が開かれた。慰安婦問題を直視できない日本の関係者は、これに激怒している。日本メディアの26日の報道によると、大阪市の吉村洋文市長と大阪府知事は25日に駐日米国大使館を訪れ、大使に強い不満を伝えた。
報道によると、サンフランシスコの像は、韓国系・中国系団体が共同で建てた。現在は短期的な展示だが、関連団体は展示期間終了後、現地の公園に寄贈することを決めている。日本側は、碑文の説明にある「慰安婦」とは性奴隷のことであり、日本政府の見解と異なるとしている。共同通信は26日、吉村市長が「(サンフランシスコが)団体から慰安婦像の寄贈を受け入れることになれば、姉妹都市の関係を解消する」と述べたと伝えた。
今年は大阪市とサンフランシスコの姉妹都市関係締結60周年で、サンフランシスコの市長は代表団を率いて10月に訪日する予定だった。慰安婦像の除幕式のほか、サンフランシスコ市議会は9月22日を「慰安婦の日」にするという提案を可決しており、市長の署名により発効することになる。日本メディアによると、吉村市長は「危機感はワンランク上がっている」と感じており、「サンフランシスコが自治体として像の寄贈を受けるのであれば、姉妹都市の前提である信頼関係が崩れる」と述べた。
河野太郎外相は26日、韓国が国立墓地に慰安婦追悼碑を設置することに反対を表明した。朝日新聞によると、河野外相は駐日韓国大使に対して、日韓関係に冷水を浴びせることは不可避であると述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月27日