『日本経済新聞』によると、日本百貨店協会はこのほど、8月の全国百貨店売上高概況を発表した。それによると、全国の百貨店の売上高は前年同期比2%増となった。増加幅が2%に達したのは2015年10月以来、2年ぶり。分析によると、外国人観光客の旺盛な購買力が免税売上高の増加につながり、宝飾品などの売れ行きも好調だったことが売上高増加につながったとみられる。
8月の全国百貨店の売上高は4127億円だった。うち、富裕層と外国人観光客による高額商材の購入が多く、芸術品、宝飾品、貴金属の売上高は10%増加。
そのほか、気温低下や、百貨店の主力アパレル部門がカーディガンなどの冬物衣料の販売を開始したことにより、販売状況は昨年の水準にほぼ回復した。
免税売上高は7割増の215億6000万円に達し、過去4番目に多い。免税品購入者数は42%増加、1人あたり平均消費額は2%増加し6万7000円人に達した。中でも化粧品や高級品が好調だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月30日