専門家によると、米国が欧州に配備しているミサイル防衛システムは、イージス・アショアだ。戦術的性能を見ると、イージス・アショアは先進的なSM3ブロック1A迎撃ミサイルを使用しており、将来的には日米で共同開発するSM3ブロック2Aミサイルに交換する。同ミサイルは衛星攻撃能力を持ち、全体的な性能はTHAADをはるかに上回る。SM3ブロック2B新型ミサイルは2020年に開発される。同システムの迎撃高度は500キロに達し、長距離ミサイルを迎撃する能力も持っている。
作戦体制を見ると、日本の洋上・陸上イージスシステムは互換性が高く、艦載システムと陸上システムはデータリンクで連結し、情報を共有できる。日本海側にイージス・アショアを2基配備すれば、海上自衛隊のイージス艦の圧力を分担できる。日本はさらに陸上・洋上で同時に長距離警戒・監視を実施できるようになる。緊張情勢がエスカレートすれば、イージス艦もイージス・アショアと協力できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月日