東京電力福島第一原発事故をめぐり被災者が起こした集団訴訟の判決が10日、福島地方裁判所で言い渡された。福島地裁は日本政府と東電に、原告への損害賠償を命じた。日本メディアが伝えた。
福島原発事故後、日本各地に避難した福島県民が複数の集団訴訟を起こした。被告は事故の主な当事者である、日本政府と東京電力だ。
4000人弱の原告団による集団訴訟の判決が10日、正式に福島地裁で下された。福島原発事故の集団訴訟としては最大規模となった。
原告団は当初800人のみだったが、その後4回の提訴を経て現在の4000人弱に増加した。福島原発事故集団訴訟弁護団の代表を務める馬奈木厳太郎氏は「福島全県に59市町村があるが、そのすべてから原告団にメンバーが加わっている。つまり今回の訴訟の原告は、福島全県にいることになる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月11日