韓国メディアが韓国文化財庁の情報をもとに伝えたところによると、ユネスコは31日に最新の「世界の記憶」リストを発表し、中国や韓国などの団体が共同で申請した「慰安婦」資料は落選した。
韓国聯合ニュースの10月31日の報道によると、ユネスコは同日、「慰安婦」資料と日本政府が単独で申請した「慰安婦と日本軍規律に関する記録」の認定を見送った。ユネスコ国際諮問委員会は24日から「慰安婦」資料が「唯一、かつ他に代わりがない史料」であるかの価値を審査したが、日本側の全力の阻止により落選となった。
中国は2015年にも単独で「慰安婦」資料の遺産申請をし、ユネスコは、中国側とその他の被害国で共同申請するよう助言した。2016年、8カ国の14団体からなる国際連合委員会とイギリスの帝国戦争博物館が「慰安婦の声」を「慰安婦」資料として再度申請。「慰安婦」資料には被害者の証言、「慰安婦」施設の存在を証明する資料、被害者への調査、被害者の治療記録、被害者への援助記録など計2744部の資料が含まれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月1日