『日本新華僑報』が7日に伝えたところによると、2017年秋、中国人観光客数の回復に伴い、東京や大阪などの百貨店の業績も回復した。中国人観光客を引き付けるため、各百貨店は様々なマーケティングを行い、中国語ガイドやモバイル決済システムなどを導入し、中国人観光客の獲得を争った。
今秋、日本のメーカーは中国人観光客を首を長くして待っている。国内最大の繁華街である銀座では煙なき「化粧品戦争」が繰り広げられている。
2017年の中国人観光客の消費傾向は2013年から15年までと異なり、高級化粧品が人気となっている。数軒の大型百貨店が集まる銀座位は高級化粧品の激戦区である。多くの中国人観光客を引き込むため、各百貨店は全力を注いでいる。
松屋銀座と銀座三越は理想通りの売り上げとなった。銀座三越の化粧品バイヤー宍戸賢太郎氏は、「今年から中国人観光客も日本人と同じサービスを望むようになった」と話す。以前、中国人観光客は写真やリストを持って化粧品を大量購入していたが、最近は売り場スタッフに詳しく聞き、自分に合った化粧品を選んでいる。これを受け、大手百貨店は中国語通訳や中国語ができるスタッフを配備せざるをえなくなった。また、銀聯カードでの決済やモバイル決裁も中国人観光客獲得のカギとなった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月8日