豪政府は日本による残忍なクジラ殺害行為に反対の態度を持っており、国際舞台でも法的措置により日本に捕鯨を停止するよう求めてきた。しかし政府は対日関係を守るためこの動画を意図的に隠蔽し、豪国民の間で強い不満が広がっている。豪労働党のトニー・バーク議員は取材に応じた際に、南部海域に生息するクジラを日本の捕鯨船による殺戮から守るよう、より積極的な行動に出るよう政府に強く求めた。バーク議員は「日本人の捕鯨船が海に漂っていることを知っている。豪政府はこの大虐殺を止める措置を講じなければならない」と述べた。緑の党のウィルソン議員は、この動画を海外で広く伝えるべきだとしている。「私は日本で最近、この問題をめぐり政界関係者や民間活動家と面会しているが、日本人は海外の捕鯨活動をまったく知らないようだ」
日本人の間にはクジラ肉を食べる伝統がある。日本の捕鯨船は長年に渡り「調査捕鯨」を口実に、豪州周辺や世界のその他の海域でクジラを捕殺している。海洋生態バランスを損ね、さらに極めて残忍な手段を用いており、全世界の注目を集め、強い不満を抱かせている。シーシェパードは長期的に、日本による捕鯨活動を阻止しようとしており、特殊船を購入し日本の捕鯨船に暴力で対抗したこともある。しかしシーシェパードは今年8月、資金問題により、日本船隊を阻止するため関連海域に船を派遣できなくなったと発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月29日