米韓空軍が4日、年間大規模合同軍事演習「ビジラント・エース」を開始し、半島情勢の緊張ムードが高まった。日本と韓国は5日、来年の軍事計画を発表した。両国は各自の軍隊に、強力な武器を持たせようとしている。
日本:巡航ミサイル配備を検討
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ロイター通信は消息筋の話として、日本政府が来年の防衛予算に、高精度航空ミサイル調達費を計上する方針を固めたと伝えた。
この消息筋によると、日本政府はF-15戦闘機に米製高精度巡航ミサイル「JASSM-ER」を搭載することを検討する。同ミサイルは1000キロ離れた標的にも命中する。またフジテレビによると、政府はノルウェー製「JSM(統合打撃ミサイル)」を導入する方針を固めている。同ミサイルはF-35戦闘機に搭載可能で、500キロ離れた地上の標的と船舶を攻撃できる。
日本は来年4月からの防衛予算内での調達を検討している。ミサイル導入にかかる費用はまだ計上されていないが、政府は補正予算案に計上する可能性がある。
しかし日本国憲法によると、自衛隊は射程距離300キロ内の対空・対艦ミサイルしか保有できない。日本が本当に中・長距離ミサイルを導入すれば、物議を醸すことになる。