川崎重工業と大手ゼネコンの大林組が共同建設する水素発電設備が10日、神戸市で完成した。公共施設に電熱を供給する水素発電設備はこれが初だという。日本メディアが伝えた。
同設備は神戸市の人工島ポートアイランドに建設された。敷地面積は約3700平方メートルで、主に水素タンクと大型ガスタービンが含まれる。発電装置は水素と天然ガスの混合ガスを使用し、水素のみの発電も可能。最大で1時間当たり約1.7メガワットの発電が可能。来年1月上旬にも試験的に稼働開始する。電熱は周辺の市民病院、スポーツセンターなど4つの公共施設に供給される。
水素は燃焼後に二酸化炭素などの温室効果ガスを排出しないことから、次世代クリーンエネルギーとして注目されている。経済産業相は2030年頃にすべての発電所に水素発電を導入する目標を打ち出している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月12日