海外メディアが12月21日に伝えたところによると、マレーシアとシンガポールをつなぐマレー半島高速鉄道計画をめぐり、両国政府は20日、車両設計や鉄道建設などを担当する企業の国際入札を開始した。日本メディアは、日本と中国は東南アジアの鉄道プロジェクトで激しい受注競争を繰り広げ、マレー半島でも争うと伝えた。
日本の共同通信社は、マレーシアとシンガポールが発表した情報として、2018年1月23日にマレーシアの首都クアラルンプールで入札説明会が開かれると報道。入札は6月29日までで、2018年中に落札機関が決まる。マレーシアとシンガポールは「安全性、実用性、信頼性、実績のある技術、運用の柔軟性、乗客を中心とした設計、ストパフォーマンスなどを優先して評価する」としている。
日本からはJR東日本など10社からなる企業連合が新幹線の形式で参加する。中国のほか、韓国や欧州の企業も興味を示している。
計画によると、同鉄道は90分直通列車とマレーシア国内の駅に停車する列車を運行する。クアラルンプールとシンガポールを結ぶ直通列車を2026年までに開通させ、シンガポールとマレーシアにそれぞれ1駅と7駅を設置する計画。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月22日