日本の共同通信社の12月15日の報道によると、東京大学の相田卓三教授の研究チームは14日、米サイエンス誌ウェブ版で特殊ガラスを開発したと発表した。このガラスは、割れた破片を押し付けるだけで自然にくっつけることができる。相田教授は、「これは破片を再利用できる初めてのガラスで、ごみを減らし、社会の持続可能な発展に貢献する」と述べた。
通常、ガラスの破片は高温で溶かして再形成される。相田教授のチームは「ポリエーテルチオ尿素」という高分子材料でガラスを試作。常温で両側から断面を押すと、両側の分子が合わさり修復された。
普通の窓ガラスは無機ガラスを使用しており、今回開発されたものとは異なる。相田教授は、この材料が近くパソコンや携帯電話のディスプレイに使用される可能性もあるとみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月23日