日本の自衛隊はサトウキビが植えられた静かな山中で、対艦・防空ミサイルの配備に向け準備を始めた。米ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が20日に伝えた。
石垣島は南西諸島にある数多くの亜熱帯の島の一つで、日本の防衛当局者はここに防御のため軍隊、新武器、レーダー施設を配備しようとしている。これらの島のうち最も中国に近い島は、中国の海岸から約200カイリ離れている。
中国がより強く大胆になり、朝鮮が核兵器の開発を進めるに伴い、日本は防衛方法の見直しを始めている。第二次大戦の敗戦から守ってきた、厳格な平和主義政策から離れようとしている。
安倍内閣は22日、前年度予算比で2.5%増の防衛予算を批准する。これには南西諸島の新基地設立の費用、日本初となる巡航ミサイル、弾道ミサイル防衛システムの支出が含まれる。
小野寺五典防衛相によると、これらの巡航ミサイルは南西諸島の保護を目的としている。
日本は米国にとって最も重要な同盟国の一つだ。日本が先進的な戦闘機を調達し、監視能力を強化し、新しい水陸部隊を訓練していることから、日本の防衛予算は2013年から増加を続けている。米国の支持と奨励を受け、日本は世界最強の武装勢力を作ろうとしている。