日本のホラー映画といえば、『リング』が有名である。白い服を着て長い髪で顔を覆った山村貞子がテレビから出てくるシーンは多くの人にとって最大の悪夢と言える。『リング』の原作者で1998年の映画『リング』の脚本を手がけた鈴木光司氏は11月下旬に初めて訪中し、娘の新書をPRし、『リング』の制作とエピソードを語った。「実はSF作品」と話す鈴木氏は、ホラー小説に対する固定概念を打ち破りたいと考えており、『リング』の科学的根拠と歴史のモデルについて紹介した。
「中日の連携は化学反応のようなもの」
鈴木光司氏は、娘の古谷美里氏と中国人作家の秋風清氏が共作したヒーローをテーマにしたSF小説『HUMAN CODE』の北京発表会にゲストとして出席。同作は中国の磨鉄図書と日本のディスカヴァー21が「東洋版アベンジャーズ」として共同で手がけたもの。
鈴木氏は同日、娘の応援をしたほか、会見で自身も2社の出版社の共同出版計画に参加することを明かした。中国人作家と小説を共作する予定だが、コラボ相手と内容はまだ決まっていないという。