来年の中日、新型関係を形成へ

来年の中日、新型関係を形成へ。

タグ:中日 新型関係

発信時間:2017-12-28 09:42:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 26日に北京で開かれた新華網第8回「縦論天下」国際問題シンポジウムに出席した、新華社世界問題研究センター研究員の張煥利氏は「2018年に中日関係はやや改善されるが、この関係が過去の水準に戻ることはなく、新時代・新情勢の新型中日関係が形成される。中日関係の実質的な改善は、日本の安倍晋三首相による実際の行動が必要だ」と指摘した。

 

 安倍首相は最近、中国に友好的な姿勢を示し続けている。安倍首相は19日に東京で講演し、来年の日中平和友好条約締結40周年を契機とし、日中高官の交流を推進し、日中関係を新たな段階に押し上げたいと述べた。張氏はこれについて、次のように述べた。

 

 安倍首相は来年の中日平和友好条約締結40周年という流れに乗り、両国関係の改善を促し、両国首脳の相互訪問を実現しようとしている。

 

 安倍首相の友好的な姿勢には、次の2つの原因がある。まずは外交面の変化だ。トランプ大統領は就任後、歴代大統領とは異なる手法を見せている。安倍首相は、日米関係を不安視している。また欧州情勢が複雑化し、英仏独などの欧州の大国が数多くの問題に直面している。これも日本に不快感を与えている。そこで安倍首相は隣国の中国との関係改善を目指している。

 

 また、中国経済も着実に発展している。特に中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)の開催後、中国は改革開放を着実に推進し続けると表明した。そこで安倍首相は中国との関係を改善し、中国の発展に便乗し、日本経済の発展を促進しようとしている。

 

 先ほど発表された第13回「北京ー東京フォーラム」中日関係世論調査の結果によると、両国民の両国関係の現状に対する評価に、やや改善があった。

 

 しかし安倍首相の発言には警戒が必要だ。5年間の政権運営で、外遊するたびに中国を念頭に置いた発言をしている。そのためこの首相が今になり日中関係の回復を論じても、疑わざるをえない。

 

 安倍首相については、その発言に注意し、行動を見守るべきだ。

 

 安倍首相は実際の行動に出ることにより、初めて中日両国民に福をもたらし、アジア及び世界の平和と安定を実現することができる。



 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月28日

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