日本が請け負うタイ高速鉄道、コスト削減のため時速引き下げ

日本が請け負うタイ高速鉄道、コスト削減のため時速引き下げ。

タグ:コスト削減 財政負担

発信時間:2017-12-28 13:49:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 タイの『バンコク・ポスト』の27日の報道によると、プロジェクトのコスト削減のため、日本が建設を請け負うタイのバンコク・チェンマイ高速鉄道プロジェクトの最高時速が下げられることになった。タイのソムキット副首相は、バーユ首相は交通部に高速鉄道プロジェクトの最高時速を300キロから180~200キロに低下させる可能性を研究するよう指示したと明かした。


 『日本経済新聞』によると、タイを訪問した国土交通省の牧野京夫副大臣は14日、タイに高速鉄道の報告書を提出し、日本の新幹線の形式で進めることを前提に、建設予算は約4200億バーツ(約839億元)になるとした。日本側は提案書に円借款を含む支援措置を盛り込んだが、タイは財政負担が大きすぎると考えている。


 ソムキット副首相は、「同高速鉄道は雲南省を通って中国とつながるため、投資価値があると見られていた。しかし、中国はラオスとタイをつなぐ鉄道プロジェクトの建設を開始し、同鉄道はノンカイまで延びタイ・中国高速鉄道ともつながる。バンコク・チェンマイ高速鉄道はほかの省や隣国とつながらないため、審査が必要だ」との見解を示した。


 2016年8月、タイと日本はバンコク・チェンマイ高速鉄道プロジェクトの協力覚書に調印した。その前に中国もタイに高速鉄道技術を提供する意向を示していたが、バンコク・チェンマイ高速鉄道には採用されなかった。日本の落札は、中国との高速鉄道争奪戦での「一勝」と言われた。12月21日、中国・タイ高速鉄道の第1期工事が着工した。ソムキット副首相は、「タイ政府は2018年のバンコク・チェンマイ高速鉄道の着工を目指している」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月28日


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