韓国政府は9日、慰安婦問題の合意に関する今後の措置を発表した。韓国外交部の康京和外相は、韓日両国が2015年12月28日に署名した合意では問題を徹底解決することはできないが、韓国側は日本側に再交渉を求めないと表明した。
康外相は「2015年の合意には被害者側の意向がしっかり反映されておらず、旧日本軍による慰安婦問題を徹底的に解決することはできない。しかしこの合意は政府間のものであり、否定できない。そのため政府は合意について、日本側に再交渉を求めることはない。日本側が世界共通の国際ルールに基づき、歴史の真相を直視し、被害者の名誉と尊厳の回復、心の傷の治癒のため努力を続けることを願う。慰安婦の被害にあった高齢者は終始、日本が自ら、心を込めて謝罪することに期待している」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月10日