文字 中日両国 > 

発信時間：2018-01-14 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　海外旅行をする中国人観光客が増えるに伴い、「爆買い」が各国経済を潤すと同時に、観光客の声がうるさいなど悪い習慣に対する指摘を受けるようになっている。これに対し、日本メディア「日刊SPA！」は先ごろ、「これは言語習慣や、集団行動が好きといった特徴から生まれた先入観に過ぎない」と指摘している。

　中国人観光客の声は本当に大きいのか。これを確かめるため、「日刊SPA！」は騒音測定器を使って様々な国の人の声を測定した。公平を期するため、測定対象は中国人観光客、日本に住む中国人、日本人、他の外国人に分け、測定場所を多くの外国人観光客が集まる新宿の歌舞伎町に定めた。

　測定結果は、家電量販店での中国人観光客の会話は76デシベルで、日本の環境省が定めた都市騒音基準（昼間で70デシベル以下）とほぼ同じだった。日本人だけのレストランでは、彼らの会話は60～70デシベルだった。一方、中国人観光客が多いレストランでは70～80デシベルに達したが、うるさいと感じるほどではなかった。

　同記事によると、中国人が中国国内で話すときの音量は一般的に80デシベルで、最大時には100デシベルに達するという。つまり彼らは日本に来ている中国人観光客よりうるさい。ただし記事は、これは「うるさい」というより、「活気がある」と言うべきものだと評している。

　在日歴8年のある中国人は取材に対し、「中国は日本よりちょっと賑やかです。中国に里帰りして日本に戻ると、自分の声が大きくなったと感じます。逆に、久しぶりに中国に帰ると、自分の声が小さくなったと感じます。しかし、日本を訪れた中国人観光客は、中国にいる時より明らかに態度がいいです」と述べる。

　記事はまた、日本で最も突出していたのは白人グループで、会話の音量は120デシベルだったと指摘する。ただし、居酒屋や桜鑑賞の時の日本人グループの騒がしさは白人以上であることは言うまでもない。つまり、少なくとも「中国人観光客はうるさい」というのは偏見だと言うことができる。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2018年1月14日

中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版（チャイナネット）」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

友達に教える|印刷|お気に入りに登録|ページトップへ戻る