日本の野党・民進党は17日に両院議員総会を開き、希望の党との統一会派結成についての執行部提案への了承を見送った。2大野党の国会での共闘が見送られようとしている。
民進党の増子輝彦幹事長と希望の党の古川元久幹事長は15日に東京で会談し、統一会派結成について合意したが、その後両党内部で強い反発があった。
毎日新聞によると、17日午前に開かれた民進党の両院議員総会では反対意見が相次ぎ、了承が見送られた。希望の党は17日午後に両院議員総会を開く予定だが、民進党の会議の結果からの影響を受けることになる。
一部の民進党所属の衆議院議員と16日に東京で会談した後、民進党前代表の岡田克也氏は「統一会派結成の決定は軽率すぎる。17日に投票するならば、我々は反対票を投じる」と述べた。民進党の地方党員も、統一会派結成に異議ありとしている。民進党栃木県支部、群馬県支部は16日、希望の党との国会での共闘に反対する態度を示した。
希望の党の内部でも反対意見が多い、玉木雄一郎代表は16日の党内の会議で、統一会派結成に反対する党員を離党させることを提案した。
毎日新聞は、両党の党内の分裂は不可避で、統一会派結成の構想が立ち消えになりそうだと伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月19日