日本の著名研究所で論文捏造 ノーベル賞受賞者が謝罪

日本の著名研究所で論文捏造 ノーベル賞受賞者が謝罪。

タグ:日本,論文捏造,ノーベル賞

発信時間:2018-01-24 10:35:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本の京都大学公式サイトは22日、同校のiPS細胞研究所(CiRA)の研究員が2017年3月に発表した論文で捏造行為があったと発表した。CiRAの責任者でノーベル賞受賞者の山中伸弥教授は記者会見を開き、この件を謝罪した。

 

 京都大学の論文に関する不正行為を調べるために設置された調査委員会は22日、調査結果を公表。CiRAの特定拠点助教授の山水康平氏を中心とする研究チームは2017年3月14日付の米誌『ステム・セル・リポーツ』ウェブ版で論文を発表し、複数箇所にデータの捏造・改ざんがあった。論文の6つの主なデータ全てが捏造され、6つの補足データのうち5つが捏造されていた。

 

 2017年7月、内部関係者は論文に疑問を持ち、CiRAは京都大学にこの件を報告。京都大学研究公正調査委員会は、17年8月24日に全面調査を実施し、調査期間を17年9月11日から18年1月9日までとすることを決めた。大学は処罰について審議中で、山水康平氏も捏造行為を求め、雑誌に論文撤回を申し出た。

 

 CiRAは日本ひいては世界のiPS細胞研究の重要機関であり、研究員の論文に捏造行為が発覚したのは今回が初めて。日本の複数のメディアが23日にこれを報道し、捏造スキャンダルは日本のiPS細胞研究における「金字塔」という信頼を汚すことにもなる。

 

 山中伸弥教授は22日に記者会見を開き、「非常に強い後悔、反省をしている。日本国民と研究を支持してくださった方に心よりおわび申し上げる」と謝罪した。論文の捏造と現在実施中または計画中のiPS細胞研究に関する臨床研究と治療は無関係だが、教授は自身の辞職の可能性についても言及した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月24日

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