広深港高速鉄道香港区間の長距離運行スケジュールが29日に発表された。開通初期の、香港から1日に最多13本の直通長距離列車が14都市に向かう。香港ビジネス界は、高速鉄道の開通が香港にビジネスチャンスをもたらすことに期待している。
香港紙『東方日報』の30日の報道によると、香港政府は29日に中国鉄道総公司と備忘録に調印した。双方は開通初期のピーク期に高速鉄道香港区間から西九龍、福田、深セン北、虎門、広州南に向かう短距離列車を1日114本、北京、上海、昆明、桂林、貴陽、石家荘、鄭州、武漢、長沙、杭州、南昌、福州、アモイ、汕頭の14都市に向かう直通長距離列車を1日13本運行することに合意。香港運輸・住宅局の陳帆局長は、「長距離列車の直通都市の数と往復列車の本数は次第に増えるだろう。50年の運営期間で計算すると、香港区間は利益を計上できる」と話した。
香港工業総会の郭振華主席は、広深港高速鉄道と本土の高速鉄道網の相互接続は粤港澳大湾区の役割発揮を促進し、地域内の人の流れ、物流、資本の流れを促進し大きなビジネスチャンスをもたらすとの見解を示す。香港の『星島日報』は30日、「本土と香港の中産階級は週末観光が好きで、香港から東南アジアや日韓、台湾に行9人が多いが、高速鉄道は香港人の選択を増やし、週末に本土から香港に行く人も増えるだろう。高速鉄道は香港の観光業と消費に本土シニア市場からのチャンスをもたらし、両地の往来は量の変化から質の変化になるだろう」と論じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月31日