日本の共同通信社が1月31日に伝えたところによると、日本企業が開発したスマホゲーム『旅かえる』が中国で爆発的な人気を呼んでいる。プレイヤーが世話をするカエルが日本全国を旅するというゲームで、日本各地の観光名所が登場し、訪日観光客を引きつける宣伝効果も期待できる。
『旅かえる』を開発したヒットポイント(本社:名古屋)によると、29日時点でアップルのApp Storeでのダウンロード回数は2000万回を超え、うち中国は96%を占める。ゲームは非常にシンプルで、カエルが旅に持っていく弁当と手ぬぐいを用意するだけである。カエルは自由気ままに出発時間と目的地を決め、旅先の写真を送ったり、お土産を持ち帰ったりする。
このゲームは日本語版しかないが、操作が簡単でカエルが可愛らしいことで若者の心を掴み、一気に大人気となった。北京の某企業で働く30歳女性は、「カエルは旅先の写真を送ってくれて懐かしい気持ちになり、次に行ったことのない場所に行きたいと思わせる」と話す。
『旅かえる』開発会社の責任者は、「日本で開発したゲームが中国でこれほど人気が出るとは予想していなかった」と驚いている。現在、カエルが送ってくる写真は実在する観光地約10カ所のものだが、同社は全国47都道府県に広げる方針だという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月2日