外国メディアによると、日本は年内に核融合研究に使用するCray XC50スーパーコンピュータを導入することを計画している。その性能はスパコンのランキング1位ではないが、核融合研究用のスパコンの中では最も先進的と言える。
米国の量子科学技術研究開発機構の支援のもと、このスパコンは日本の六ヶ所村核融合研究所に設置され、一部の核融合科学実験に使用される。上の写真はTrinity。米ロスアラモス国立研究所(LANL)が先進シミュレーション・コンピュータ(ASC)プロジェクトで使用するCrayスパコン。
そのほか、Cray XC50は国際熱核融合実験炉(ITER、EU指導の巨大国際熱核融合プロジェクト)の研究を支援する。日本とその他の国の研究者約1000人がプラズマ物理や核融合のエネルギー計算においてこのシステムを使用できる。
2017年11月のランキングによると、スイスには世界の性能トップ3に入るスパコンがあり、 Cray XC50にも使用されている。核融合エネルギーの実用にはまだ時間がかかり、ITERは2035年に最初の核融合炉の使用を開始する計画。投資額は数十億ドルになるとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月21日