和平広場の紫金草花園で木を剪定し、史料陳列ホールを見学し、歴史に関する取材に応じる。清明節が近づき、日本の南京大虐殺犠牲者追悼植樹訪問団事務局長の秋本芳昭氏は1人で中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館を訪れて墓参りをした。統計によると、同植樹訪問団は33年で計6万本以上の木を植えた。
南京大虐殺犠牲者追悼植樹訪問団は日中協会が行う中日友好活動。1986年以降、同団の団員は毎年軟禁を訪問し、記念館や珍珠泉公園などに計6万本以上の木を植え、「緑の贖罪」をし続けている。
今年は中日平和友好条約締結40周年にあたるが、植樹訪問団の前団長で日中協会理事長の白西紳一郎の死去、団員の高齢化などが原因で、今年の植樹訪問は行われなかった。
「緑の贖罪」の伝統を続けるため、80代の秋本芳昭氏は一人で「緑の贖罪」の旅をすることにした。秋本氏は3月下旬に南京を訪れ、記念館の「3つの必勝」ホールを見学し、「遣返日俘日僑善待日本遺骨」のプレートの前で足を止めた。
秋本氏は、「父親は1944年から1945年まで南京で貿易会社を経営していた。弟と父親と一緒に南京太平南路で2年生活していたため、南京に対して特別な感情がある」と述べた。
秋本氏は、日本の侵略戦争は間違った行為であり、「緑の贖罪」を通して犠牲者を追悼し、平和の理念を次の世代に伝え、日本の若者に南京大虐殺の真相を知ってもらいたいと話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月2日