日本のファッション業界の飲食ビジネスに迫る

日本のファッション業界の飲食ビジネスに迫る。

タグ:ファッション レストラン

発信時間:2018-04-13 14:29:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 

 


 レストランを経営する株式会社きちりはファッションに重視し始め、レストランプランニング業務を強化している。同社の平田哲士常務取締役は、「若い女性は見た目の美しさを重視し、多くの人が味にこだわらなくなっている」と話す。


  消費者は味よりも写真の見た目を重視している。2017年9月にJR新宿駅前にオープンしたテイクアウトのパンケーキ店「BEAR'S SUGAR SHACK」は同年、調査を実施した。同店のパンケーキは見た目が可愛いだけでなく、有機食材を使用し、味もよい。しかし、食材と味がよいという理由で来店する人はほとんどいない。


 木村さんは、「おいしいと言う感覚と似ていて、グルメにも流行がある」と話す。一方、あるレストランは「多くの企業が飲食のファッション化に対応できていない」との見解を示す。


  飲食業を展開するアパレル企業の役員は、「ファッション業界から見て、飲食業の流行は遅れている。洋服とグルメの境を越えることで、新しいファッションのアイデアが生まれる」と話した。


  外食の消費額は洋服より高い。総務省の家計収支調査によると、2017年の2人以上の家庭の衣服・靴の月平均支出は約1万800円、外食の支出は約1万1000円だった。ファストファッションが浸透する中、2000年から衣服の支出は33%減少したが、外食はわずか2%の減少にとどまった。会社員だけを見ると外食の支出は8%増加している。


  「体験型消費」を重視する傾向が強まっている。消費者が流行の服を着るよりおいしい物を食べたいと思うようになったことが、ファッション業界の不振につながった。


  このような背景の中、高級ブランドも新しいイメージを形成するために飲食業に進出している。2017年秋、米ジュエリーブランドのティファニー・ニューヨークフラッグシップショップはカフェを開設した。映画『ティファニーで朝食を』と同じで、「本当にティファニーで朝食が食べられる」と話題なった。


  ファッションもグルメも、消費者を感動させ続けることは難しい。移り気な消費者を引き止めるには、絶えず新しい流行を提供するか、消費者にまた来たいと思わせるグルメ文化を作る必要がある。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月13日



 

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