安倍首相が訪米するなか、森友・加計学園問題の影響が尾を引き、防衛省が自衛隊のイラクにおける活動の日誌を隠蔽し、財務省高官にセクハラ疑惑が出るといった問題を受け、安倍内閣は四面楚歌に陥り支持率が急落している。日本テレビが15日に発表した世論調査の結果によると、友人ばかりを登用し事実を隠蔽する安倍内閣の支持率が26.7%に低下している。これは安倍首相が2012年12月に就任してから、最低の水準となっている。共同通信によると、女性の安倍内閣への支持率は29.1%で、2012年以降で初めて30%を割り込んだ。
一部の日本メディアはさらに、安倍首相の後継者の「物色」を始めている。共同通信社と朝日新聞の合同世論調査の結果によると、自民党前幹事長の石破茂氏の人気が高く、その支持率は安倍首相を上回る26.6%に達した。筆頭副幹事長の小泉進次郎氏が25.2%で続き、安倍首相は18.3%で3位となった。安倍首相の支持率が世論調査で20%を下回ったのはこれが初。週刊朝日は小泉純一郎元首相のインタビュー記事を掲載した。小泉氏は、安倍首相が今年6月、すなわち国会の会期終了後に退任すると予想した。読売新聞の世論調査の結果によると、今年9月の自民党総裁選で最も有力視されている候補は小泉進次郎氏で、支持率は30%に達した。小泉親子は安倍首相の悩みのタネになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月17日