日本が李総理を「公賓」待遇、両国関係改善に意欲

日本が李総理を「公賓」待遇、両国関係改善に意欲。

タグ:李克強総理 日本 公式訪問

発信時間:2018-05-03 15:31:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本が待ちわびてきた中日韓首脳会議の日程が、ついに決定した。この会議は5月9日に東京で、2年半ぶりに開催される。会議に出席する中国の李克強総理は、日本を公式訪問する。中国の総理の8年ぶりとなる正式な訪日は、安倍政権が実現を目指してきた目標だ。日本メディアの報道によると、日本政府は中国の総理を「公賓」という最高の待遇でもてなす。


 3カ国持ち回りで開催される中日韓首脳会議は2015年11月に韓国のソウルで開かれたが、中日韓の各二国間関係に問題が生じたため、日本側の推進にも関わらず再開が先送りされてきた。2日付日本経済新聞は「中国の李克強総理、韓国の文在寅大統領が初来日する。朝鮮問題への認識を擦り合わせ、貿易など経済協力でも議論を交わす。中日首相会談と日韓首脳会談もそれぞれ開く方針だ」と伝えた。安倍首相は「日中、日韓関係の今後の発展のためにあらゆる角度から議論を尽くす」と語り、中韓両国首脳と「腹を割って話し合いたい」と強調した。


 多くのメディアは、今回の3カ国首脳会議が、南北首脳による歴史的な会談後に開かれることに注意している。ドイチェ・ヴェレは「中日韓はいずれも朝鮮との間に緊密な関係を持つ。日本はこれまで朝鮮との交渉で強硬な立場を貫いてきたが、今や置いてけぼりになっていることに気づいた。韓国の大統領の訪日は6年5カ月ぶり。歴史問題や主権の係争により、この米国の同盟国間の関係は良好ではない。韓国の青瓦台は1日の声明で、文大統領が中日韓首脳会議で南北首脳会談の結果について説明し、中日と共に3カ国協力を強化し半島の非核化及び恒久の平和の実現を促す手段について議論すると発表した」と伝えた。


 日本経済新聞は、李総理が日本政府の「公賓」として訪日すると伝えた。宮内庁の規定によると、「公賓」とは日本の皇室からの接待を受ける資格を持つ外国の王族もしくは政府首脳のことで、日本政府は礼節を尽くし待遇することになる。「公賓」としての待遇は、閣議決定を踏まえる必要がある。時事通信社によると、「公賓」は外国の総理クラスに与える最高の待遇であり、日本政府はこれにより日中関係改善の意欲を示そうとしている。


 日本では、最大の隣国である中国との関係を改善すべきという声が大きい。安倍政権の両国関係を損ねる動きは、これまで批判を浴びていた。朝日新聞は、内政の危機に陥っている安倍政権は日中関係改善を促すことで、両国首脳の相互訪問を実現し支持率向上につなげようとしていると報じた。一部の日本メディアは、政府が両国関係を着実に改善することを願うと論じた。東京新聞は「今年は中日平和友好条約締結40周年だ。日中関係が長期的な厳冬の時代を乗り越え、実務協議を展開するチャンスをつかむことを願う。経済問題の他に、政治面の厄介な問題も解決し、信頼に一歩ずつ近づき、日中関係を再構築するべきだ」と報じた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月3日

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