日露の空港共同事業、ロシア側が最終段階で日本案を拒否

日露の空港共同事業、ロシア側が最終段階で日本案を拒否。日本とロシアの消息筋は2日、両国が進めていたロシア極東地区の空港共同改築事業で、日本が提出した協力案が最終段階でロシアに拒否されたことを明らかにした…

タグ:協力案 ロシア 極東

発信時間:2018-05-07 10:00:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


▽日露の食い違いが浮き彫りに


 だがロシア側は今年2月、日本側が示した協力案を拒否し、ロシアの銀行が39億ルーブル(約3億9千万元)を出資し、空港新ターミナルビルの建設に用いることを決めた。今年3月、トルコの複数の企業が合同で事業を受注し、すでに起工している。


 消息筋によると、日本側の案の拒否は、日露の食い違いを浮き彫りにした。ロシア側は工期を第一に考えたのに対し、日本側は利益を得られるかを慎重に考慮し、結局は受注に失敗した。


 日本とロシアは、「北方四島」の領土問題是が原因で、まだ平和条約を締結していない。問題となっているのは、国後島と色丹島、択捉島、歯舞諸島で、日本はこれを「北方領土」とも呼び、ロシアは「南クリル諸島」と呼んでいる。


 問題となっている島々は、日本から見ると北海道の北部、ロシアから見るとカムチャッカ半島南部つまりクリル諸島南部にあり、第2次世界大戦後はソ連とロシアによって支配されてきた。


 日本の安倍晋三首相は5月下旬、ロシアを訪問し、問題となっている領土での日露共同経済活動の展開で進展を得たい考えだ。日本政府は、この機会を借りて、領土問題の解决を推進することを望んでいる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月7日  

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