北東アジア情勢、日本の外交が膠着状態に

北東アジア情勢、日本の外交が膠着状態に。このほど半島情勢に転機が生じ、東北アジアの平和に希望の光をもたらした。関連諸国の首脳による接触が頻繁になり、衝撃的な情報が次々と発表されている…

タグ:歴史 関係改善 核廃棄 拉致

発信時間:2018-05-07 11:10:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 このほど半島情勢に転機が生じ、東北アジアの平和に希望の光をもたらした。関連諸国の首脳による接触が頻繁になり、衝撃的な情報が次々と発表されている。朝鮮の最高指導者が北京を訪問し、38度線を跨ぎ、さらにはトランプ米大統領との会談を控えている。この過程において、日本政府は何度も参与の意向を示した。安倍晋三首相は朝鮮の最高指導者との会談を目指しているが、なおざりにされているような感覚がある。実際には、日本は決して北東アジアの「大変化」の蚊帳の外に置かれているわけではない。安倍首相は真っ先に訪米しトランプ大統領と会談し、韓国の文在寅大統領も直ちに安倍首相に電話をかけた。中日間の交流も頻繁化し、関係改善の流れを着実に推進している。朝鮮側も、いつでも日本との対話に応じる構えを示している。ところが日本は半島問題における影響力が低く、政策が柔軟性に欠け外交面でも制限があるため、現在も平壌に通じる「通行証」を手にしておらず、半島情勢の歴史的な転換の中で大きく遅れを取っている。


 朝鮮半島の分断はそもそも、日本の植民地支配という歴史の根源がある。戦後、連合軍の分断占領により、朝鮮という国が分断され戦争に陥った。半島の戦争状態は現在も法的に終了しておらず、休戦状態は関連大国によって保証されている。休戦協定に署名したのは彭徳懐、金日成、米国のクラーク大将だ。日本は加わっておらず、半島の休戦問題に発言権を持たない。現在の核廃棄問題も主に米国と朝鮮の政治問題であり、朝鮮が日本を主な交渉相手とすることはない。そのため日本は朝鮮によって一時的に棚上げされ、半島事業とは無縁になっている。


 日本が朝鮮に求めるのは主に核廃棄と拉致問題の解決だ。日本は長年に渡り米国に追随し朝鮮に強硬な政策を取り、核問題・ミサイル問題・拉致問題で一歩も退こうとしなかった。特に1970年代の拉致問題で高圧的な態度になり、柔軟性に欠けていた。拉致問題は日朝両国の問題であり、関係が改善されなければこの問題が解決されることはない。しかし日本側は同問題を関係改善の結果ではなく前提としており、両国関係が膠着状態に陥った。朝鮮は現在、柔軟な外交を展開しているが、日本は朝鮮と接触しようとする際に拉致問題を前提条件としており、冷遇は免れない。


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