日本の民進党と希望の党の合流により結成された「国民民主党」が7日、結党大会を開いた。国会議員62人が加わり、2大野党になった。
新党の議員数は合流前の6割で、多くの重要議員が加入を見送ったため、その求心力には疑問符を打たざるを得ない。
【再合流】
国民民主党は7日午後、首都東京で結党大会を開いた。民進党前代表の大塚耕平氏、希望の党前代表の玉木雄一郎氏が新党共同代表に就任した。希望の党前幹事長の古川元久氏が、新党幹事長に就任。
玉木氏は大会で「他の政党よりも厳しく(安倍晋三)政権の責任を追及しする。この姿勢はブレない。また新しい計画と政策を打ち出す」と述べた。
大会は国民民主党の綱領、党則を決定した。安保法の違憲内容を削除し、今世紀30年代に「脱原発」を実現することを主な目標とした。
新党発足前、希望の党が分裂し、玉木氏が新党加入を希望する議員を率い国民民主党に加入した。松沢成文氏が議員5人が、希望の党の名義での活動を継続する。
民進党と希望の党の合流はこれが2回目。2017年10月の衆院選前、民進党は希望の党との合流を決定した。民進党の候補者が続々と離党し、希望の党に入った。選挙が失敗に終わると、民進党代表だった前原誠司氏は、合流の決定を撤回すると発表した。
共同通信によると、一部の手続きが終わっていないことから、新党は8日後に正式に誕生する見通しだ。