日本メディアによると、日本の水泳のエースで世界選手権100メートル背泳ぎ金メダリストの古賀淳也選手がドーピング検査で陽性反応となり、日本水泳連盟はジャカルタ・アジア競技大会への出場資格を取り消すと発表した。出場禁止期間は近日発表される。
古賀選手は記者会見で謝罪した。出場禁止期間が2年以上になれば、2020年東京五輪にも出場できなくなる。今年30歳の古賀選手は4月の日本選手権男子50メートル背泳ぎで優勝し、100メートル背泳ぎでも銀メダルを獲得した。彼は入江陵介選手とともにアジアの男子背泳ぎにおいて長年にわたりトップに君臨し、中国の徐嘉余選手の登場によりようやく独占状態が打破された。
ブダペスト世界選手権でも古賀選手は50メートル背泳ぎで銀メダルを獲得し、「名刀はいつまでも鈍らない」と言え、古賀選手と入江選手はジャカルタ大会での徐嘉余選手の最強のライバルだった。しかし、WADA(世界反ドーピング機関)の検査で、古賀選手は陽性反応となった。古賀選手が服用した具体的な禁止薬物は公表されていないが、日本メディアは体内のタンパク質の効果を上げる「LGD-4033」と推測している。古賀選手は過去に46回検査を受けたが、陽性反応が出たのは今年3月2日の一度だけである。
古賀選手は、5年前から5種類のサプリメントを使用し、今年2月から3月にかけて新しいサプリメントを試し、ある原因により禁止成分が混入した可能性が高いと説明。日本水泳連盟は現時点では古賀選手のアジア競技大会出場資格を取り消しただけで、反ドーピング条例違反と正式に判断されれば、日本競泳史上初の反ドーピング条例に違反した国家代表選手となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年5月28日