文字 中日両国 > 

発信時間：2018-05-28 14:22:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　

　27日付時事通信によると、安倍晋三首相は26日午後、ロシアのプーチン大統領とクレムリンで会談した。双方は北方四島（ロシア名・南クリル諸島）での共同経済活動について、具体化に向けた作業加速で一致。7、8月をめどに民間調査団を派遣することで合意した。安倍首相は前日、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムで演説し、平和条約を締結し日露両国間の恒久の平和と安定を構築したいと表明した。プーチン大統領は会談中、日本側と係争中の島嶼で共同経済活動を展開し、二国間関係の発展を促進し、露日平和条約の締結に向け有利な条件を整えたいと表明した。

　産経新聞は次の詳細な点に注意した。プーチン大統領が再び遅刻し、予定より48分遅れたというのだ。安倍首相との会談開始に際し、プーチン大統領が急きょ新任の高官と会議を開いたからだ。外務省職員はこれに戸惑い、安倍首相はホテルの部屋での待機を余儀なくされた。会談後の記者会見も、時間の都合により質問が取り消された。

　共同通信は27日、共同経済活動は日露双方の法的立場を損ねない「特別な制度」に基づく実施を目指すと報じた。安倍首相とプーチン大統領の今回の会談には進展がなかったようで、商業化の見通しも立っていないという。27日付朝日新聞は、今回の会談で双方の北方四島を巡る主張は依然として平行線をたどり、いかなる共通認識も形成されておらず、会談の成果は乏しいと遠慮なく指摘した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2018年5月28日  

中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版（チャイナネット）」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

友達に教える|印刷|お気に入りに登録|ページトップへ戻る