加計学園問題、安倍氏関与の疑惑が深まる

加計学園問題、安倍氏関与の疑惑が深まる。日本の安倍晋三首相が28日に参院予算委員会に出席し、加計・森友学園問題が集中審議される見通しだ。愛媛県の新文書によると、安倍首相は加計学園の加計孝太郎理事長と獣医学部新設について面談していた…

タグ:加計 森友 学園問題 愛媛県

発信時間:2018-05-28 14:46:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本の安倍晋三首相が28日に参院予算委員会に出席し、加計・森友学園問題が集中審議される見通しだ。愛媛県の新文書によると、安倍首相は加計学園の加計孝太郎理事長と獣医学部新設について面談していた。加計学園は26日に面会は「実際にはなかった」と説明し、愛媛県と今治市が間違った情報を伝えたとした。


 しかし愛媛県の幹部は、学園側の主張を疑問視している。野党もこれは安倍首相をかばう言い逃れだと一斉批判し、真相を明らかにするため当事者の加計氏の証人喚問が必要としている。安倍首相はこれまで国会で加計氏との面談を否定していたが、具体的な根拠は示していなかった。


 愛媛県が国会に提出した新文書によると、安倍首相と加計氏は2015年2月25日に約15分間面談した。文書によると、加計氏は国際的な水準を持つ獣医学教育を展開したいと紹介した。安倍首相は「この獣医学部新設は良い考えだ」と述べた。愛媛県は同年3月3日に、加計学園の関係者から報告を受けたとしている。


 加計学園は、新文書の内容について関係者に確認を取ったところ、「責任者が実際にはなかった安倍総理と加計理事長の面談を話題とし、愛媛県と今治市に間違った情報を伝えた」ことが分かったとした。


 この面談の間違った情報を伝えた理由については、獣医学部新設計画が当時停滞に陥り、「解決策を模索するなか、構造改革特区から国家戦略特区に切り替えれば活路を見出だせるかも知れないと判断したため」とした。加計学園の関係者は「幹部は事情を知らなかった」と説明し、今後は関連職員の処分を検討すると表明した。


 愛媛県の新文書の記載には、他にも「学園理事長は総理との面談後、秘書官から資料提出の指示を受けた」「総理と学園理事長が会食」といった内容が含まれた。しかし加計学園はこれらの記載には言及しなかった。


 加計学園はメディアに1枚の文書を送り、「関係者にご迷惑をおかけした」と謝罪したが、記者会見は開かなかった。愛媛県の幹部は言い逃れの可能性があると判断し、「証拠収集を急ぐ」と表明した。


 愛媛県は21日に国会に新文書を提出した。安倍首相は22日の国会で「示されている日に面談はしなかった」「獣医学部新設については話さなかった」と強調し、計画を知ったのは2017年1月20日だったと述べた。今治市の菅良二市長は25日「理事長と首相が面談したという報告を受けたことを覚えている」と表明した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月28日  

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