日本、防衛予算を7年連続拡大へ その狙いは?

日本、防衛予算を7年連続拡大へ その狙いは?。

タグ:防衛 予算 専守防衛 開発

発信時間:2018-07-20 15:32:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本メディアによると、日本政府は防衛力のさらなる強化をはかり、2019年度は5兆2千億円を超える防衛予算を計上する方針だ。これが現実になれば、日本の防衛予算は、安倍晋三首相の第2次政権が発足した2012以来、7年連続で増え、過去最高を再び塗り替えることになる。


 アナリストによると、日本自民党と日本政府は、防衛予算の面での多くの制限の突破をはかっているだけでなく、軍事戦略の面でも「守り」から「攻め」への転換を実現しようとしている。日本の防衛予算はこれからも大幅に上昇する可能性がある。こうした傾向は、地域の安定と平和に資するものではなく、防衛の名の下に軍拡を進める安倍政権の動向には警戒が必要だ。


ふくらみ続ける防衛予算


 日本共同通信の報道によると、日本防衛省は、防衛力をさらに高めるため、2019年度は5兆2千億円を超える防衛予算を計上する方針だ。これが認められれば、2019年度の防衛予算は2018年度の5兆1900億円を超え、第2次安倍政権が発足した2012年以来、7年連続で増え、再び過去最高を更新する。


 日本政府はこれまで、現行の「防衛計画大綱」と「中期防衛力整備計画」を年内に見直し、今後5年の防衛戦略を決定するとの方針を繰り返し表明してきた。「毎日新聞」などのメディア報道によると、日本政府は、日本自衛隊の主要装備の費用の増加率を現在の0.8%から1%に引き上げる計画で、これも2019年度の防衛予算が増加した主因の一つとなった。


 安倍政権は近年、国外から高価な武器装備を次々と購入し、防衛予算を大きく拡大してきた。日本政府は昨年末、閣議決定を通じて、地上装備のミサイル防衛システム「イージス・アショア」2基の導入を決めた。1基の値段は約1000億円にのぼる。このほか日本政府はさらに、メンテナンスや部品を含めた1機当たりのコストが数百億円に達するF-35A戦闘機などの装備の追加購入を決めており、これに関連した項目も2019年度防衛予算に盛り込まれる見通しだ。


 このほか日本自民党は6月、「防衛計画大綱」と「中期防衛力整備計画」の見直しに向けた提言を安倍首相に提出した。日本の安全保障環境について「戦後、一番厳しい状況にある」と指摘し、多くの分野から日本の防衛力を強化することを提案。さらに防衛予算の国内総生産(GDP)比を1%以内から2%前後に引き上げることも提起した。これが採用されれば、日本の防衛予算は倍増する可能性もある。


 中国国防科技大学国際関係学院外軍研究センターの方暁志・副センター長は、日本の防衛予算が過去最高を更新した背後には、軍拡と改憲に道を開こうという安倍首相のもくろみのほか、同盟国の防衛支出増加に圧力を強める米国におもねろうとの意図もうかがえると指摘する。日本財政が破綻しない限り、防衛予算は今後も大幅増加の傾向を保つ見通しだ。


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