日本の国会で18日、参議院の定数を242から248に増やす法案が可決された。参議院の定数が増えるのはこの半世紀弱で初。
共同通信によると、この法案は安倍晋三首相が率いる連立与党によって提出され、参議院で先週可決された。17日に衆議院の特別委員会で可決され、18日に衆議院で可決された。
観測筋によると、連立与党が衆議院で多数の議席を占めており、同法案の可決は想定内だった。
参議院の定数が増えるのは1970年ぶりで、物議を醸している。日本メディアによると、日本は少子高齢化が進んでおり、全国の総人口が減少しているため、定数を増やす必要はないと見る人も多い。また国民は財政支出削減のため、定数を減らすよう求めていた。
総務省が今年3月に発表したデータによると、日本の総人口は前年同期比23万人減の1億2652億人となった。
日本の野党は同法案について、安倍氏と連立与党が勢力拡大に利用していると批判した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月21日