日本誌「週刊ダイヤモンド」はこのほど、中日の民間交流が続く中、在日中国人が増加し、日本人はまもなく「中国人を隣人とする」時代を迎えるようになる。だが中国人に対する日本人の印象は過去のものにとどまり、多くの日本人は中国人の隣人に対する態度は複雑で、不満をこぼす人もいる。ある在日華僑は、日本人の異文化への見方は「小学生レベル」だと語る。これは日本が外来の移民を寛容に受け入れることを妨げている。
「週刊ダイヤモンド」は「ニッポンの中国人 全解明」と題した特集を企画。これによると、2017年6月時点で在日中国人(台湾地区除く)は71万人に達し、日本国籍を取得した華人と不法滞在者を加えると、在日中国人は100万人に迫り、まもなく「百万人時代」を迎える。日本の企業や学校、地方の市民社会で、日本人と中国人が隣人となるケースはますます増え、日本社会に対する中国人の影響はますます高まっている。だがその一方で、これらの中国人の隣人が治安などの多くの問題をもたらし、在日中国人の増加が自分たちの生活を妨害していると不満をもらす日本人もいる。中日両国には価値観や生活方式で違いがあり、そこから摩擦も生まれる。
在日中国人と日本社会の関係をめぐって、「週刊ダイヤモンド」は、日本で医薬品会社を経営する華僑を取材した。この華僑によると、1980年代の中国の改革開放以来、日本にやって来る「新華僑」はますます増え、90年代には偽造パスポートで来日する人もいた。こうした違法な活動によって、中国人に対する日本人の印象は悪化した。だが現在の「新華僑」はより多様化し、素養も高まり、過去とは大きく異なっている。ビジネスの世界では、日本にやって来る中国人は日本にビジネスチャンスをもたらしており、華僑・華人の経営するますます多くの企業が日本社会に登場している。日本人の対中観について、この華僑は、日本人の認識は時代に後れていると話す。日本人は異文化の見方が「小学生レベル」だとし、「こうした変化を認識し、旧態依然とした価値観から早く卒業した方がいい」と語った。
日本に長年住んでいるある中国人が「環球時報」記者に語ったところによると、大部分の日本人は「中国人の隣人」に面と向かって不満をいうことはなく、せいぜいネットで愚痴をこぼすだけだという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月21日